放射性物質による内部被ばくと食品についての解説・説明

東京新聞の4月14日付・暮らし面で消費と暮らしというコーナーがある。

そこで今回は「基準内の食品 冷静な対応を 「被ばく」積算量には注意」

という見出しで、内部被ばくと食品について・・・そしてベクレルとシーベルトの説明が載っている。

東京新聞はヤフーと連携していないので、あまりネット上に知られない可能性もあり、良い特集なので、今回ブログで取り上げてみました。

最初にベクレルとシーベルトの意味とは

ベクレル・・・・・放射線を出す能力の単位(1ベクレルは一秒間に一つの原子核が壊れ、放射線を出すこと)

シーベルト・・・・・体への影響を表す単位

これだけでは分かりにくいですよね。

火に例えれば、放射能が火力、放射線は熱で、ベクレルは火力の目盛りに相当すると東京新聞ではまとめています。

放射線は、火のように炎や熱で感じられないため、“やけど”をしないよう、人体に与える影響を考えて決めた単位が「シーベルト」。

強い放射線を浴びた場合、500ミリシーベルトでリンパ球の減少などの影響が出始め、その倍の1シーベルトを超えると、吐き気や脱力感などの自覚症状が出る。

 一般の人が問題になるのは、大気に放出された放射性物質による長期的な影響だ。

数年から数十年をかけて、がんなどの病気となる可能性があるためだ。

健康に影響が出始める量は、合計100ミリシーベルト以上を受けてからとされる。

 しかし、一度に強い放射線を浴びるのと違い、弱い放射線を時間をかけて受けた場合は、やけどが治るように遺伝子も修復され、病気に発展するリスクは低くなる。

このことを踏まえてから読んだ方が記事を理解しやすいです。

記事がすごく長いので自分なりにまとめてみました。
原文を読みたい方は下の方にリンクをしておりますのでそちらからお願いします。


まず最初に、

放射線は自然界からも普通に浴びています。

人体に影響がない程度ですが、過度に怖がらないように最初に入っています。

「外部被ばく」とは
放射性物質は風に乗るなどして広がります。放射性物質が放射線を出しています。この放射線を浴びること。


「内部被ばく」とは
野菜や魚、水も放射性物質で汚染されるます。その食物を食事を通じて放射性物質が体内に入り、体内に入った放射性物質から内臓などに放射線を受けること。

がんや遺伝子への影響を表す単位が「シーベルト」です。毎日報道されているシーベルトは一時間あたりの数字です。だから長期間済む場合は一日24時間なので24をかけ、そして日数分かけます。

具体例などは新聞記事のほうに載っています。

外部被ばくの場合はすぐ計算しやすいのですが、やっかになのが内部被ばく。

食べたり、吸い込む場合は、放射性物質の体内での振る舞いが違う。

子どもには影響が大人より強く出ます。だから以前東京都の水道水で乳児に飲ませないでといっとき騒ぎましたよね。

国は飲食物に含まれる放射性物質の暫定規制値を設けましたが、ここで使われている単位が「ベクレル」なのでこれがまたわかりにくくなっている一因。

国際放射線防護委員会(ICRP)は、ベクレルからシーベルトに換算する係数を公表しています。

新聞記事の中で放射性の「ヨウ素131」を基準値いっぱい含んだ各種の食品を、成人が一カ月間飲食し続けた場合の被ばく量を試算していますので抜粋。

(例)
一キロ当たり300ベクレルの水を1日2リットル飲むと0・396ミリシーベルト。同300ベクレルの牛乳を一日200cc飲むと0・0396ミリシーベルト。同2000ベクレルの野菜と魚を一日100グラムずつ食べると、それぞれ0・132ミリシーベルトになる。外部被ばくとの合計被ばく量は約0・84ミリシーベルトとなった。

自然界から受ける放射線量の国内平均は年1・5ミリシーベルト。
これ以外に浴びる限度は、一般の人で年1ミリシーベルトとされてきたとある。

現実的に毎日放射能が高い食品を採るわけではないのでしょうが、やはり何かあったときは自分で計算できるようにしておいたほうがいいですよね。

自分の健康は自分で守らねば・・・・・


このブログを書くきっかけの記事はこちら↓

東京新聞4月14日【暮らし】
基準内の食品 冷静な対応を 「被ばく」積算量には注意
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2011041402000100.html 


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